
久しく人を撮っていないので、自分の撮るポートレイトってどんなものだったのか、すっかり忘れてしまっている。
と、ここまで書いて、そんなスタイルは決まってなかったわと自嘲する午前3時前。
相変わらず眠りが浅くて困る。
やっと寝たと思ったら鼻血が出て起きるとか、それなんて拷問よ?って感じ。
ところでポートレイトって、やっぱり関係性だと思うのよ。
撮り手と被写体の関係性。
いくら美人だろうがキュートだろうが、関係性の希薄な人を撮っても、あんまり気持ちよくない。
撮影会で撮る写真なんて、トレカ集めるくらいの意味しかない。
トレカ集め、嫌いじゃないけど。
そういう意味では、フォトカノの主人公が撮ってる写真は、拙いながらも良いポートレイトなんだろうなと、想像しては羨ましくなる。
フォトカノkiss、どうして何年もプレイせずに放置していたんだろう?
まぁ放置していたから、今さら楽しめているんだと思うけれど。
今、僕にとってポートレイトを撮りたい被写体っていないんだと気付いて、ちょっと凹んだ。
それ以上に、あーあんまり人間を撮りたくはないんだなーとも思った。
単なる興味の変遷だろうけれど、やっぱり街を撮っている方が楽しい。
そこに人は写っているけれど、それは都市という存在の装置でしかない。
決して個を撮ってる訳じゃないんだよね。
この写真にも、意味はない。
ちょっと青くし過ぎたかな。
ホントに今さら感満載なんだけれど、フォトカノ面白いです。
PSP版をプレイされた方、もう内容忘れてると思いますし、新シナリオも追加されているんで、VITA版もいかがっすか?
あと激安Kindle版のビジュアルワークスも良いですよ!

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写真集というよりも、叙情詩であり、私小説です。
今回もたくさんのダウンロード、ありがとうございます。
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当社比120%増で、僕よりクズ、僕よりダメ人間、大卒なのに無職歴9年目に突入の、素人童貞イタニシくんの写真集も発売しました。好きな方は買ってやってください。彼との不毛なやりとりを、こっちで書いてあるので読んで貰えたら嬉しいです。

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OSAKA candid
記念すべきKindleからの1冊目。
かつてRop Libで発売していた写真集同様、稚拙な写真を補うためにテキストをつける、姑息な手法を採用。
とはいえ、プロトタイプなので、写真の枚数も少なく、テキストも控えめ。
多少平和だった、2016年の記録。
OSAKA candid 2
前作よりもページ数が増え、写真もぼやきも増量した第二弾。
2017年の記録。
内縁の妻が妊娠し、悪阻で何度か入院、その間、幼稚園児の息子と二人で暮らし、退院しても家事・育児・意味不明の虐待に耐えた1年間の記録。
一瞬の平和に惑わされ、子供を作ってしまった痛恨の事態を、それでも飄々と生き抜いたサラリーマンライフ。
見ていて辛くなる一冊です。
OSAKA candid 3
2014年の記録。
内縁の妻の連れ子である娘が、虐待されて児童相談所に保護された。
虐待→保護→帰宅→虐待のループで、ついに帰って来なくなった年。
娘の虐待は児童相談所が助けてくれるが、僕への虐待は警察も不介入。
そんな時、北欧への左遷命令が。
断固として拒否すると、とりあえず状況だけ見ておいで、遊びと思って!と、航空券を渡される。しかし、帰りのチケットはくれなかった!
他人事だと笑えるが、当事者だとあまりにシビアな一年でした。
あ、前妻と離婚したのもこの年です。
OSAKA candid 4
表紙が地味なので、数十冊しか売れていない、悲運の記録。
2015年、もしかしたら、このまま平和な暮らしが訪れるかもしれない。
そんな幻想を抱いていた、馬鹿な男の記録。
幸せを掴めるかもしれないなんて、今となってはお笑いでしかないが、この時には信じていたから失笑だ。
OSAKA candid 5
もはや忘却の彼方にあると言っても過言ではない、2008年と2009年の記録。
この頃は女の子ばかり撮影していたので、日常風景の写真がほとんどないので、2年分の合作。
ただただ怠惰な2年間。
昼間から酒を飲み、風俗に行ってはお姉ちゃんに写真を撮らせてもらって、また飲みに行く、ダメ人間スパイラル。
休みの日はひたすら女の子を撮るけれど、下心優先なので、ちっとも写真は上達しない。
この写真集唯一の存在意義としては、今となってはもう見ることも撮ることもできない、大阪の街が記録されていること。
日本一の超高層ビルはなく、再開発の地上げで空き地だらけだった天王寺。
インバウンドの姿はないが、ダンボールハウスは鈴なりだった日本橋。
消えてしまった大阪の街並みと、僕の性欲の記録です。
OSAKA candid 6
シリーズ最高傑作の呼び声も高い6作目。
まぁ自分と数人だけが言ってくれてるだけですが。
2011年、あの未曾有の大震災とは無関係に、まったく違う次元の地獄に勝手に落ちた日々。
別れる気満々の浮気相手が、まさかの妊娠。
激怒した妻は別れないと言い、愛人は絶対に生むと宣言。
その板挟みの中、ただただ無責任に逃げる道を探した男の記録!
シリーズ最大の600ページオーバーのボリューム。
これはもう写真集ではなく、叙情詩だと言いたい。
超おすすめです!
OSAKA candid 7
2010年、僕はこの年も怠惰でした!
後の僕の子供を二人産む女性に対して、愛情を感じていた頃の記録。
このまま時が止まってしまえばいいのにと、出来ることない想いで現実逃避していた一年。
つーか、俺、現実逃避しかしてないんですけど!?

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