
何かの取材らしく、テレビ局をはじめとした、マスコミがいる場所に出くわした。
そこにいたのが、フリーランスっぽいカメラマン。
持ってる機材や服装から、まぁ成功者ではないなと分かるオッサン。
取材対象に撮影を拒否されたことに腹を立て、口汚く相手を罵っていた。
肩が触れただけなのに、殴られた!とか騒いで、もうやってることはチンピラ以下。
あれでマスコミとか、真実を追求してるつもりなら、失笑するしかない。
一部始終見ていたんだけど、警察呼びますか?と相手に言われて、すごすご引っ込んだ。
何だかとても悲しくなった。
恐らく彼にも、壮大な目標があったんだろう。
その夢と惨めな現実の乖離を、自分を正義の味方気取りにすることで、何とか埋めているんだろうなと、痛いくらい分かった。
玩具みたいなデジカメ持って、汚い身なり。
それを意識しないためには、相手を完全に悪だと思い込み、声を荒らげて弾劾するしかないんだろう。
その声が明後日の方向を向いていても。
他のマスコミはそのやりとりを無視、もしくは冷笑していた。

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