




セックスと写真撮影って、似てるなぁって思うんですよ。
超今さらだけど。
どっちも誰とだって出来るけれど、良いモノってのは、信頼した相手としか出来ない点で。
そういう意味では、ぼくはもう人を撮る機会ってないのかなって、少し悲しくなってます。
ナニワのおちんちんボーイ☆イタニシくんが、今度エロい写真集を出すんですよ。
さすがにKindleには見切りを付けて、別のところからですけど。
その写真を見ていて思ったのは、ゲスな意味でのエロと、ヘレニズム時代のエロースとは、全然違うのだなぁってことです。
矛盾するようですけど、綺麗に撮っただけの、美しい女性のハダカよりも、本当にセックスしている最中に撮った、信頼する相手の方が、はるかに写真として素晴らしいなぁと。
グラビアとかヘアヌードとかオカズ写真が巷には溢れてますけど、そういうのって、結局のところ、たとえばアラーキーが撮った陽子さんの写真には、束になっても勝てないのです。
荒木経惟と妻の陽子は、写真家と被写体として、対等だったんだなと。
互いにリスペクトしていたんだなと。
一方的に撮られてる、撮らされている関係では、そこには絶対に辿り着けないと。
少し前に、アラーキーがモデルに訴えられてたけど、それって互いに信頼してなかった結果なんだろうね。
だとしたら、イタニシくんの写真集も、単にモデルを撮ってるだけで、ぼく的には意味がないし、どうせ買うのはオカズを探しに来た連中だけなんでしょう。
そういう人を手玉に取るつもりで出すなら、まだ彼をあくどいながらも賞賛できるけれど、彼はそこまで賢くはないようです。
残念。

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