




「恥の多い生涯を送って来ました」とネガティブな文章を綴っても、価値ある人の自虐は後世でも人の心を捉えるっていうのに!
ぼくが同じ台詞を呟くと、もう滑稽を通り越して、人々の怒りを買うのはなぜでしょう。
「ノルウェイの森」でお嬢様学校に通っていた緑がこんな台詞を放つ。
「ねえ、お金持ちであることの最大の利点ってなんだと思う?」
「わからないな」
「お金がないって言えることなのよ。たとえば私がクラスの友だちに何かしましょうよって言うでしょ、すると相手はこう言うの、『私いまお金ないから駄目』って。逆の立場だったになったら私とてもそんなこと言えないわ。私がもし『いまお金ない』って言ったら、それは本当にお金がないっていうことなんだもの」
本当に無価値な人間が「ぼくには価値がない」と吐くってことは、つまりそういうことなんだよ。
こういうことを書くと「そんなことないですよ!」なんてスットコドッコイなメールが届くけどね、お前がぼくの何を知っているのかと問いたい。
生まれてこの方、出生以外で人の価値を育む努力を一切してこなかったぼくが、今さら「自分の価値」とか笑止千万ですよ。
恥の多い生涯どころか、存在がもう恥ですもの。
恥って漢字はね、恥垢の「恥」なんですよ?
オレの人生はチンカスか、ゴルァ!?
拙作「仏滅エクスタシー VS 排卵日アジェンダ」でぼくは、ぼくの人生はオナニーだったと書きました。
比喩でなく、文字通りの意味での自慰。
だったらと開き直る訳ですよ。
オナニストとしての、それもイマジネーションオナニストとしての軌跡を残すことで、この無意味な人生を完結させるんだ!と。
そういう訳で、新作の構想が固まってきました。
生きていたら、一年後、出版します。
家事をしていた頃のバイブル「365日きょうのおかず大百科」をリスペクトして、ぼくのオナペットを網羅する「365日きょうのオカズ大百科」!タイトル何とかしないと、主婦の友社に訴えられるかもしれないけど!

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