

西成のオッサンってのは、路上生活者でなくても、どっかおかしい人が多い。
あ、差別ではなく、全力の褒め言葉ね。
僕は飲みに行くと、圧倒的な確率でオッサンと外国人に話しかけられる。
できれば妙齢のお嬢さんに逆ナンされたいんだけど。
なので、一枚目の飲み屋のオッサンは、まだ想定の範囲内だ。
なかなか愉快なオッサンで、思わずツイキャスでやりとりを流したくらい。
問題は二枚目。
いつものインバウンド向けのバーに行こうと歩いていたら、ギター片手に店から出てきた。
目が合ってしまって、その瞬間、ギター弾けと言われた。
なんでギターを弾くのか?
そもそもなんで弾けるとキメ打ちで声を掛けてきたのか?
お互いに演奏技術を高め合うためだ!と言うので、二三フレーズを弾いてみた。
話をしてみて、どうやら知り合いの知り合いの知り合いくらいの近さはある感じで驚いた。
僕が以前バックバンドでベースを担当した、大阪では地味に有名な爺さんと、昔は一緒に演奏していたらしい。
しかしオッサンは、作詞作曲や演奏技術について、ひたすら喋るのだが、まったくギターを弾かない。
聴かせてよ?と何度も頼むと、やっと弾いてくれたが、笑けるくらい下手だった(笑)
長くなりそうだと危惧したが、あっさり解放された。
目的のバーに行って話をすると、この店を出入り禁止になってる、オッサンだと判明した。
やっぱり、界隈では有名な人らしい。

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