
ビートルズのアルバム「Revolver」は、発売前の来日時、警備の警官がリボルバーを持っていたことに由来するとかしないとか言ってたけれど、結局そりゃデマだった。
あのアルバムで一番好きな曲は「For No One」だ。
二番目に好きな曲は、「And Your Bird Can Sing」と「I Want to Tell You」が、僕の中でもう何十年もランキング争いをしているけれど、一位は不動で「For No One」のままだ。
ここで「Eleanor Rigby」を出すヤツはあんまり賢くないし、「Tomorrow Never Knows」を挙げるヤツは間違いなく面倒臭い性格をしている(あくまで僕調べ)
ミスチルでも聴いてろ。
「For No One」のリリックで、個人的に痛いのは「You stay home, she goes out」の箇所だ。
そのフレーズを聴く度に「ごめんなさい!」と心の中で謝ってしまう。
誰に謝るのかは、その時その時によって違うけれど、「She no longer needs you And in her eyes you see nothing」で、Youが僕だった場合のSheに対してだ。
まぁそれはそれとして、高校生の頃、警官のリボルバーに触ってくるという、頭が悪いとしか思えないバツゲームを受けることになった。
リボルバーを比喩ととらえて、お巡りさんのチンコ触ってもオッケーってルールだった。
何のバツゲームだったのかは、今となってはまったく記憶にないのだが、僕は道を訊くフリをして警察官に近づき、拳銃に手を伸ばした。
あとほんの少しでホルスターに触るって刹那、僕は柔道の一本背負いみたいに投げられて、後ろ手で取り押さえられた。
お巡りさん相手にふざけたら、絶対に後悔するって、身をもって理解した瞬間だった。
本当に一瞬の出来事だった。
その後は心底面倒臭いことになったのを覚えている。
本当に、あの頃の僕と仲間は、頭が悪すぎた。
写真のように警察官の背中を見ていると、今でもあの時のことを思い出す。
ほんまに、申し訳ありませんでした。
ちなみに僕の次にチャレンジする予定だった下崎くん(仮名)は、現在警察官というか、警察官僚だ。
シモさん、見てるかー?

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