
学生の頃、月に2000円でボロボロの倉庫を借りた。アトリエ(作業場)兼住居にしようと思った。
南大阪の片田舎の物件。
下見の時にはあった屋根が、引越し当日になくなっていた。
大家に抗議したら、2000円やから我慢しろ、屋根がほしけりゃ自分で付けろと言われた。
真夏だし、屋根なくても良いかって、そのまま住んだ。
寝転がると満天の星が見えて、カブトムシが飛んできた。
引越し4日目に台風が近づいた。
ビニールシートを張って、雨をしのごうとしたが、自然の脅威の前には無力だった。
直撃した台風が通り過ぎるまで、僕は外と大差ないというか、もろ屋外の自宅で過ごした。
怖かったし情けなかったけど、何だか笑えて仕方なかった。

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